みかん畑にアナグマくんがやってきた!大切な実りを守る農家のひと工夫

みなさんこんにちは。
JAながさき県央みかん部会です。今回は、新宮部会員から届いた、みかん畑でのエピソードをご紹介します。
極早生みかんの収穫も中盤に差し掛かりました。
大切に育てたみかんを皆さんにお届けするため、畑では収穫作業が続いています。
そんなある朝、防護柵のそばをウロウロする姿が……。
やってきたのは、招かれざるお客さんの「アナグマ」くんです!
「収穫のお手伝いに来てくれたのかな?」……なんて、のんきなことばかりも言っていられません(笑)。
「アナグマ」くんは、見た目はかわいらしくても、私たちみかん農家にとっては、大切な実りを守るために対策が必要な相手なのです。
アナグマくんは、
穴掘りの名人
アナグマについて知っておきたいのが、地面を掘るのが得意だということ。
畑を柵で囲んでいても、その下を掘って入り込まれてしまうことがあります。
また、落ちた果実などが食べ物になるため、畑が「食事のできる場所」にならないよう気を配る必要があります。
アナグマくんも、生きるために食べ物を探しているのでしょう。とはいえ、手間ひまかけて育てたみかんを、自由にどうぞとは言えません。
そこで私たちは、畑に入らせないための工夫をしています。
大切なみかんを守る、
ふたつの工夫
① 防護柵は、地面の下までしっかりと
防護柵は、ただ立てればよいというわけではありません。
穴掘り上手なアナグマに備え、フェンスの裾を30cm以上地面に埋め込むなど、下から侵入されにくいように設置しています。
「下をくぐれば入れるかな?」と思っても、そう簡単にはいきませんよ!
目に見えるところだけでなく、地面の下にもひと工夫。こうした対策が、畑の実りを守っています。
② 落ちたみかんは、そのままにしない
落ちたみかんを放置していると、動物たちにとっては、ごちそうになってしまいます。
「ここに来れば、おいしいものがある!」
そう覚えられて、常連さんになられては困りますから、落ちた果実の片づけも大切です。
収穫するみかんだけでなく、畑の足元にも気を配る。これも、日々のみかんづくりを支える仕事のひとつです。
困ったお客さんの
アナグマくんでも、
勝手に捕まえることは
できません

農作物に被害をもたらすことがあるアナグマですが、自然の中で暮らす野生動物でもあります。
アナグマを含む野生の鳥獣は、鳥獣保護管理法により、捕獲したり傷つけたりすることが原則として禁止されています。
許可を受けた捕獲や、法令に従った狩猟などを除き、自己判断でわなを仕掛けて捕まえることはできません。
私たちが日頃から心がけているのは、防護柵の設置や落ちた果実の片づけなど、まず畑に入り込ませない工夫です。
被害が続く場合には、自治体などの関係機関に相談しながらの対応も視野に入れないといけません。
「この先は、私たちの大切なみかん畑です」
そんな境界線をつくりながら、野生動物との距離を保っていきたいですね。
収穫のお手伝いも、
味見も、
ご遠慮ください♪
今回のアナグマくんは、柵に阻まれた様子で、やがて山の方へ帰っていきました。
かわいらしい姿ではありますが、みかんの収穫は私たちの仕事。もちろん、味見のお手伝いもご遠慮いただきます(笑)。
そんなひと幕もありながら、畑では今日も収穫を頑張っています。
皆さんにおいしいみかんをお届けできるよう、大切な実りを、ひとつひとつ収穫していきます。
仲間と支え合いながら、
笑顔でみかんづくり
自然を相手にする仕事では、毎年いろいろなことが起こります。天候に気をもむこともあれば、今回のように思いがけないお客さんが現れることも。
そんなとき、頼りになるのが、みかん部会の仲間たちです。
困ったことがあれば相談し、対策の知恵を出し合い、ときには手を貸し合う。助けたり、助けられたりしながら、日々の仕事に向き合っています。
こうして仲間とつながり、明るく、笑顔で、元気に働けること。そのありがたさを、あらためて感じます。
スーパーやお店で、長崎産の「はなまるみかん」を手に取る機会がありましたら、今日のお話を少し思い出していただけたらうれしいです。
皆さんのもとに届くみかんの向こう側には、こんな畑の日常や、生産者の工夫があります。
これからも、旬のおいしさとともに、みかん畑の便りをお届けしていきます!




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