「ドローンで守るみかん畑」~防除試験、2年目の挑戦~
- みかん部会員
- 6月14日
- 読了時間: 2分
更新日:6月15日
こんにちは!JAながさき県央みかん部会です。
今回は、未来の農業を見据えた新たな取り組み、「ドローンによる防除試験」の様子をご紹介します。
6月6日、大村市岩松町のみかん畑にて実施!
今回のブログ記事の情報提供は、野本部会員・野田部会員・JA岩永指導員です。
貴重な情報提供有難うございました。
当日は、昨年に続き2回目となるドローン防除の試験を実施しました。
昨年に比べて面積を拡大し、さらに今年は**枝葉が密な「させぼ温州」**も対象に加えました。
天候にも恵まれ、試験はスムーズに進行。実際に農薬を混用し、ドローンで空中散布を行いました!






使用農薬と散布条件
今回の防除で使用した農薬は以下のとおりです。
ジマンダイセン水和剤(10倍希釈)
アドマイヤーフロアブル(40倍希釈)
この2種を混用し、ドローンで散布。
対象となる病害虫は、以下の5種。
黒点病
カイガラムシ
アザミウマ類
アブラムシ
ゴマダラカミキリムシ(近年、被害拡大中)
面積16a(アール)に対し、わずか約9分で作業完了。
効率の良さが数字にもはっきり現れています。
【農薬について】
今回使用した「ジマンダイセン水和剤」と「アドマイヤーフロアブル」は、果樹栽培で広く使われている農薬です。
どちらも適正濃度で使用すれば人体や作物への影響は極めて少なく、安全性が確認された薬剤です。
農薬散布後は一定の収穫前日数を守ることで、残留基準もクリアできます。正しい使用と管理が、安全な農業を支えています。
ドローン防除のメリット
果樹栽培では、特に斜面での作業負担が大きく、人力による防除は労力・時間・安全性の面で課題が多いのが現状です。
ドローン導入により、
急斜面での安全な防除
作業時間の短縮
均一で安定した散布
といったスマート農業の可能性が広がります。
今後に向けて
みかんづくりを「もっと安全に、もっと持続的に」していくために、JAながさき県央みかん部会ではこうした新技術の導入と実証試験を続けています。
これからも、おいしいみかんを皆さんの元へ安心して届けられるように、現場からの挑戦を積み重ねてまいります🍊✨
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